コケは種子ではなく胞子で増えます。
蒴柄の先にできる蒴は胞子嚢とも言われ、
袋状になったその中ではたくさんの胞子が作られます。
コケには植物に見られる維管束(根から葉へ水分や栄養分を運ぶ組織)がありません。
植物でいう根の部分は、仮根と呼ばれる自らを地面に
固定するだけの役割となり、水分や栄養分は葉から吸収します。
空気が乾燥した状態になると、コケの葉は乾いて縮れ
休眠状態となります。そのため、水を与えると縮れていた葉が
水分を吸収し、もとのようになります。
コケの種類は世界で20,000種類以上もあり、
日本にも1,700種類以上が分布しています。
ほとんどが陸上に生えていますが、中には水中で生育する種類もあります。
黄緑色の繊細な葉が魅力。
日光を好むので室内ではライトで
光量を強化してあげましょう。
繊細な葉がこんもりと密集する人気種。
小型で生長が遅いので最初から
密に植えつけましょう。
深い緑色で透明感があり、
柔らかな印象の美しい種。
水はたっぷり与えて問題ないですが、
蒸れには注意。
鮮やか緑の丸い葉は
レイアウトのワンポイントに最適。
水はたっぷり与えて問題ないですが、
蒸れには注意。
シダを思わせる細かく枝分かれした
葉をもち、苔庭や盆栽でよく使用されます。
日陰で適度な湿気があると
よく育ちます。
這うように生長し、
苔玉などに用いられる。
育成は容易で生長も早い。
はがれ易いので水やりは優しく
おこないましょう。
乾燥に強く、半日陰から日向まで
幅広く育つ。茎は毎年伸び続けるので、
伸びすぎたら間引いて根元から
新しい芽を出させましょう。
苔庭などで多く用いられ外観は
スギゴケに似ていますが、葉が長く、
まさしく動物のしっぽのよう。
多湿を好みますが、乾燥にも比較的強い。
柔らかな葉が印象的で
別名イタチノシッポと呼ばれる。
育成は容易で過湿にも
比較的強いですが、蒸れには注意。