TWINSTAR(ツインスター) LEDを使用した60cm水槽の水草レイアウト例

TWINSTAR(ツインスター)LED と 各種栄養剤などを使用して作成した水草水槽を紹介いたします。

ここで紹介している水槽では、 トロピカ・カプセル栄養剤を使用した翌日に必ず80%換水をおこなっています。 これは、カプセルの透明な皮部分から溶け出てきた成分が菌やコケに利用されるのを防ぐためで、栄養剤はそれぞれの特長にあわせて上手に使うことが、大事なポイントになります。

このような飼育方法やコツについては、後日、詳しい内容を順に紹介していきます。 いくつかのポイントを押さえることで水草水槽の失敗を減らし、健康に美しく育てられるようになります。


ロタラとグロッソの段々畑


前景のグロッソスティグマはトロピカのカプセル栄養剤を使用。

ぐんぐん育って波打つように層になっていますが、 ひとつひとつの葉も力強く大きく、そして全体で艶やかな緑を発しています。

中景、後景には3種のロタラを配置。

TWINSTAR は水草を美しく魅せるのが得意なLEDですが、 特に赤い水草に関しては 紅のような赤から、淡いピンクのような赤まで とても綺麗に魅せてくれます。

60cmという限られた空間の中で、 ぎゅっと詰まって美しく、水草が活き活き育つこの水槽は、 シンプルながらも見応えのある水槽です。




◆水槽スペック

  • 水槽:W600×D300×H300mm
  • 照明:TWINSTAR600E×1本、1日8時間照射
  • ろ過:エーハイム2213×1台
  • ソイル:カミハタ黒ソイル
  • 二酸化炭素:2秒に1滴、1日8時間添加
  • 栄養剤:トロピカ カプセル栄養剤を水草植え込み後2週間後に10粒。
    トロピカ 液体栄養剤(茶液)を規定量、週1回。

撮影:水草植え込み後およそ2ヶ月経過時



3色の重なりを意識した水槽


ロタラ系の水草は成長が早く、生育旺盛、どんどん領地を拡げていくのが常です。

段々畑の水槽もそうですが、 このように赤と緑のロタラを使用したり、 違う種類の有茎水草を植える場合、 普通に植えると、育つに連れてそれぞれの領地が混ざり合って境界線がなくなってしまいます。

このような場合は仕切り対策が有効です。

植える前に、植栽の場所割りのようなものを考え、 薄い石やプレートのようなもので仕切りをつくってから植えるようにします。 花壇のようなイメージです。 根の侵略を抑えられるので、効果があります。

この水槽では植えていませんが、 ヘアーグラスなども、侵略してきやすい種類の1つです。

もちろん、違う種類が混ざることが悪いわけではなく、 それが狙いの場合もあると思います。

どちらにしても最初に完成形をイメージしておくと 思い通りに作りやすくなります。

ちょっとした工夫をしておくことによって、 そのあとの管理もぐっとラクになって イメージ通りの水槽ができあがります。



◆水槽スペック

  • 水槽:W600×D300×H300mm
  • 照明:TWINSTAR600E×1本、1日8時間照射
  • ろ過:エーハイム2213×1台
  • ソイル:カミハタ黒ソイル
  • 二酸化炭素:2秒に1滴、1日8時間添加
  • 栄養剤:トロピカ・カプセル栄養剤を水草植え込み後2週間後に10粒。
    その後3ヶ月おきに5、6粒ずつ使用。トロピカ 液体栄養剤(茶液)を規定量、週1回。

撮影:水草植え込み後およそ15ヶ月経過時


ストロギネ・レペンスの山


液状接着剤と補助材を使って木化石を高く組みあげた水槽です。

前景、中央から流れ出ている川のように見えるのはニューラージパールグラスです。

ニューラージをこのように前景いっぱい、マットのようにするには強い光が必要。 さらにトロピカの栄養剤シリーズを使えば、うまく育てることができます。



栄養剤シリーズは、その使い方にコツ有り。

まず換水の2時間前に緑液を規定量投入、水草に ある程度栄養を吸収させてから通常通り80%換水。これで水中に余計な養分が残りにくく、水草がコケに負けにくくなります。 その後ニューラージが前景を覆ってきたら、カプセル栄養剤を底床中に埋め込んで葉の健康状態を維持します。

当初中景の一部に植えていたストロギネ レペンスは、8ヶ月経つと山のように積みあがっていました。 元気に開いてはつらつ としている濃い緑色のストロギネが、徐々に拡がって木化石の壁を覆い、ついには山のように。

これはこれでなかなか飽きの来ない水槽です。 またストロギネはグロッソに比べて前景としても長期間維持しやすい水草です。


◆水槽スペック

  • 水槽:W600×D300×H300mm
  • 照明:TWINSTAR600E×1本、1日8時間照射
  • ろ過:エーハイム2213×1台
  • ソイル:カミハタ黒ソイル
  • 二酸化炭素:2秒に1滴、1日8時間添加
  • 栄養剤:トロピカ カプセル栄養剤を水草植え込み後1ヶ月後に10粒、その後3ヶ月おきに5、6粒ずつ使用。トロピカ 液体栄養剤(茶液)を規定量、週1回。セット直後から換水2時間前にトロピカ 液体栄養剤(緑液)を規定量投入し、水草にある程度吸収させて換水。この処理を週1回。

撮影:水草植え込み後およそ8ヶ月経過時


パールグラスだけの水槽


パールグラスは適した環境を用意してあげれば非常に育てやすい、かんたんな水草です。

よく育つため後景で使用されているイメージがありますが、 まめに低くトリミングして TWINSTAR 600Sで強い光を当てると ほふくしやすく前景にも使うことができます。

またパールグラス1種のみでも、 石を組んで それぞれの場所に分けて配置すれば1つの景観ができます。 しかも失敗が少なく、完成も早いので、 初めて水草水槽に挑戦する方にもおすすめです。

一般的に水草は低いpHの環境を好みますが、 パールグラスはpHが高いほうが得意なようです。 そのため、少しpHが上がりやすくなってしまう石を使ったとしても 相性が良く、健康に育ちます。

ぐんぐん成長して森をつくるパールグラスは、 水中の栄養分を多く吸収するので 水を綺麗にするという役目も果たします。 コケの生えにくい環境をつくることができる、頼れる水草です。

きれいな水質であれば小型の熱帯魚をたくさん泳がせても安心です。 エサを毎日少しずつ与えれば、 それが水草の栄養をちょうど良いペースで補給することになって一石二鳥。

魚たちも、水草水槽では色が揚がりやすく ヒレも大きく伸びて 綺麗になります。


◆水槽スペック

  • 水槽:W600×D300×H300mm
  • 照明:TWINSTAR600S×1本、1日8時間照射
  • ろ過:エーハイム2213×1台
  • ソイル:カミハタ黒ソイル
  • 二酸化炭素:4秒に1滴、1日8時間添加
  • 栄養剤:トロピカ カプセル栄養剤を水草植え込み後1ヶ月後に10粒。その後3ヶ月おきに5、6粒ずつ使用。トロピカ 液体栄養剤(茶液)を規定量、週1回。

撮影:水草植え込み後およそ15ヶ月経過時


グロッソのアーチ水槽


アーチをつくってグロッソスティグマを垂らすようにしました。

液状接着剤を使って石をアーチ型に組み、 その石の上にミニ Pプレートのグロッソスティグマをゼリー状接着剤で貼り付けます。 ミニPプレートの中には、 水草専用肥料OKOSHIをほぐして1枚あたり3粒ずつを目安に入れ込みました。

こういうレイアウトではニューラージパールグラスを使用することが多いと思いますが、 グロッソだと比較的かんたんに水草を垂れ下がらせることができます。

グロッソは成長が速く、前景に使用するとどんどん重なっていってしまうほどですが、 ここではその成長スピードを活かしています。 ボリュームをつくりやすいランナーで殖える水草であればこのようなアーチレイアウトが可能です。 ニューラージパールグラスはもちろん、 ヘアーグラスなどでも。


こういった前景でよく使われる水草は、 有茎の水草と違って成長の勢いが出るまで多少時間がかかることがあります。

その間に水面に油膜が発生することがありますが、 その油膜は多くが植物プランクトンです。

この発生を防ぐには水面を動かすことが有効なので、 シャワーパイプやフレキシブル排水口を使用するようにしています。 これらを使用する場合は水面が動くようにセットすることが大切です。


◆水槽スペック

  • 水槽:W600×D300×H300mm
  • 照明:TWINSTAR600S×1本、1日8時間照射
  • ろ過:エーハイム2213×1台
  • ソイル:カミハタ黒ソイル
  • 二酸化炭素:2秒に1滴、1日8時間添加
  • 栄養剤:トロピカ カプセル栄養剤を水草植え込み後2週間後に6粒。
    その後3ヶ月おきに5、6粒ずつ使用。トロピカ 液体栄養剤(茶液)を規定量、週1回。グロッソの根元部分に、ほぐしたカミハタOKOSHIを1粒づつ合計30粒埋設。

撮影:水草植え込み後およそ3ヶ月経過時


波打つ水草の水槽


それぞれの魚が種類によって好む水質があるように、 水草も種類によって好む水質が違うようです。

ただ、多くの水草がpH低めの環境を好むことが分かっています。

その理由の1つが、水草が必要としている二酸化炭素の形態に関係しています。

二酸化炭素はpHによって形態が遊離炭酸や炭酸水素イオンに変化します。 多くの水草は、遊離炭酸状態の二酸化炭素を必要としています。 二酸化炭素は、 pHが6以下くらいになると遊離炭酸状態になりやすく、 pHが高くなると水草が利用できる二酸化炭素が少なくなると考えられているため、 水草水槽ではpHを下げることが有効なのです。

レイアウトに石を使っている場合などは、 ソイルとのバランスにもよりますが、 pHが下がりにくくなる場合もあります。

なかなか水草の調子があがらない時などは、特にこまめなpHチェックがおすすめです。


◆水槽スペック

  • 水槽:W600×D300×H300mm
  • 照明:TWINSTAR600S×1本、1日8時間照射
  • ろ過:エーハイム2213×1台
  • ソイル:カミハタ黒ソイル
  • 二酸化炭素:2秒に1滴、1日8時間添加
  • 栄養剤:トロピカ・カプセル栄養剤を草植え込み後1ヶ月後に10粒。その後3ヶ月おきに5、6粒ずつ使用。トロピカ 液体栄養剤(茶液)を規定量、週1回。

撮影:水草植え込み後およそ2ヶ月経過時


有茎草のトリミングを楽しむ水槽


色違いのロタラを3種植えて、丸くトリミングした水槽です。

この水槽では有茎水草の成長が早く、 週に1度...多いときには週2回のトリミングが必要になります。

TWINSTAR とトロピカ水草栄養剤シリーズは、 水草を健康に活き活きと育てることができますが、 有茎水草の場合、元気すぎて、 あっ という間に水面に届いてしまうくらいの勢いで成長することがあります。

形良く維持するためには、こまめなトリミングが必要ですが、 この“刈る作業”が、有茎水草水槽の醍醐味の1つではないでしょうか。

ただし、一気に全部を刈り取ってしまうと、一時的に水槽内で水草の成長がストップしてしまうことになります。さらに、 トリミング後の水槽内は切り取られた水草の葉や茎などで意外と水が汚れています。

このような状況下では、 水槽内に余分な養分がたくさん漂っている状態になるため、 ラン藻などのコケが生えやすくなります。

そこで、トリミングの際は、元気の良い成長真っ盛りの水草を一部分残しておくようにします。 それらが引き続き水中の養分を吸収してくれるので、 水槽内のバランスは崩れにくくなり、 コケの発生を抑えることができます。

もしもこのように トリミングが タイミングを分けてできない場合には、 マツモなどの水草を一時的に浮かべておくことで 同様に水中の養分を吸収して コケ発生を抑える手助けをしてくれます。


◆水槽スペック

  • 水槽:W600×D300×H300mm
  • 照明:TWINSTAR600E×1本、1日8時間照射
  • ろ過:エーハイム2213×1台
  • ソイル:カミハタ黒ソイル
  • 二酸化炭素:2秒に1滴、1日8時間添加
  • 栄養剤:トロピカ カプセル栄養剤を水草植え込み後2週間後に10粒。その後3ヶ月おきに5、6粒ずつ使用。トロピカ 液体栄養剤(茶液)を規定量、週1回。

撮影:水草植え込み後およそ2ヶ月経過時


流木とアヌビアスの水槽


かっこいい流木が1つあると、 それだけでレイアウトが引き締まるので とても重宝します。

一方で、流木のアク抜きが十分でなかったりする場合は、 流木から養分が染み出してくるのか、 コケが発生する環境になりやすいです。

大量換水を繰り返す、 というのも手ですが、 殺菌灯をセットすることで ある程度のコケ予防効果が得られるようです。

殺菌灯には 有機物の分解を間接的に助ける働きがあります。

流木から出てくるアクなどを紫外線で細かく分断、 ろ過細菌がそれを分解、 という連携プレーで コケの生えにくい環境をつくってくれます。



◆水槽スペック

  • 水槽:W600×D300×H300mm
  • 照明:TWINSTAR600E×1本、1日8時間照射
  • ろ過:エーハイム2213×1台
  • ソイル:カミハタ黒ソイル
  • 二酸化炭素:2秒に1滴、1日8時間添加
  • 栄養剤:トロピカ・カプセル栄養剤を水草植え込み後2週間後に4粒。その後3ヶ月おきに5、6粒ずつ使用。トロピカ 液体栄養剤(茶液)を規定量、週1回。

撮影:水草植え込み後およそ2ヶ月経過時


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