夏の風物詩、金魚すくい。 |
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金魚すくいに適した季節
屋外・・・春 〜 秋
屋内・・・年中
金魚すくいに適した場所
屋外・・・店先のひさしの下、特設テントの下など、日陰になる場所
※ 真夏のアスファルトの照り返しや直射日光下など、水温が上昇する場所は魚にとって危険ですので避けてください。
屋内・・・屋内は比較的適しています。お客様が座り込んでも通行の妨げとならない、広い場所で開催しましょう。
※ エアコンの風が直接当たるような水温変化の激しい場所は避けてください。
金魚すくいに必要な備品
● たらい・プラ舟
ホームセンターなどで販売されています。
◆◆水量による魚(匹数)の目安◆◆
50〜100リットル・・・・・ 100匹程度まで(小赤やSS金魚など小さな金魚の場合)
100〜200リットル・・・・・ 200匹程度まで
※ 上記はあくまでも目安です。金魚の大きさや水温により調整してください。
● エアポンプ・エアストーン・投げ込み式フィルター
金魚が多い場合や水温が高い場合は投げ込み式フィルターをおすすめいたします。
● ポイ・お持ち帰り用袋
● おわん
すくった金魚を入れるためのもの。
軽くて安全なプラスチック製がおすすめです。
● アミ
● バケツ
● カルキ抜き
その他 備品
● 原塩(あれば)
● 金魚のエサ各種
金魚すくいでは使用しませんが、お客様におすすめしてください。
エサを販売したり、サンプル品を配布するのも良いでしょう。
● のぼり旗
金魚の写真付きののぼり旗でイベントを盛り上げましょう!
設置の手順
【金魚が届く前日】
@ 場所を決め、たらいを置きましょう。 |
A たらいに水道水を入れ、カルキ抜きを規定量入れます。 B エアポンプ、エアストーンをセットします。 |
【金魚が届いたら】
@ 金魚を箱から取り出し、袋のまま、たらいの水に浮かべて、水温を合わせましょう。約30分ほど浮かべてください。 |
A たらいから袋を取り出し、袋を開け、バケツに水ごと金魚を移しましょう。 B バケツの金魚をアミでやさしくすくい、たらいに移しましょう。 |
※ バケツの水は入れないように、金魚だけを移動させます。
※ フラフラしている金魚や、じっとして動かないような元気のない金魚はたらいに入れないようにしましょう。
準備完了。いよいよ金魚すくい開始です。
開催の手順・金魚を上手くすくうコツ
@ お客様から金魚すくい料金をいただきます。
A ポイ、おわんを渡します。予めおわんに水を入れて渡しましょう。
B さあ、金魚すくい開始です!
以下のコツを参考にいっぱい楽しんでもらいましょう!
お手本を見せてあげるのも良いですね。
● ポイは紙が貼られている方を上にして使いましょう。 |
● 水の抵抗を減らすため、ポイはタテにして水に入れましょう。 |
● 魚を追いかけるときは、水の抵抗に注意しながら、ポイが水面と水平になるように動かしましょう。 |
● 金魚をすくい上げるときは、ポイを斜めにしてあせらずゆっくりと上に上げましょう。 |
● さあ、これで1匹GETです。2匹目を狙いましょう!! |
金魚をすくった後は
@ おわんの水と一緒に金魚を袋に入れ、水位が袋の半分 くらいになるように、たらいの水を入れます。
◆◆袋に入れられる金魚(匹数)の目安◆◆
一本紐(小)(幅 13cm×高さ 17cm) ・・・・・ 5匹以内
一本紐(中)(幅 22cm×高さ 23.5cm)・・・・・ 10匹以内
※ 小赤やSS金魚など小さな金魚の場合
A お客様にお渡しします。
なるべく早く水槽に移し替えてあげるよう、また車の中
など、高温になるところには置かないようお伝えください。
お客様に金魚飼育をたのしんでいただくために
金魚の状態を整え、体力を回復させるには、飼育水に塩を加え、塩分濃度0.5%に調節した塩水中で飼育すること(塩水浴)が有効と言われています。
初めて金魚を飼育するお客様や、金魚すくいで連れて帰った金魚の飼育がうまくいかないというお客様がいらっしゃった場合は、塩水浴の方法を紹介してください。
0.5%濃度の塩水を作るためには、水1リットルあたり5グラムの塩が必要となります。
◆◆必要な塩の量◆◆
●0.5%濃度の塩水を作るために必要な塩の量(グラム)=飼育水槽内の水量(リットル)×5
◆◆飼育水の水量はどうやって計算する??◆◆
水槽の横幅(cm)、奥行(cm)、水を入れた時の水面までの高さ(cm)をかけた値を1000で割ると、 水槽に約何リットルの水が入っているかを求めることができます。
●水槽の横幅(cm)×奥行(cm)×水面までの高さ(cm)÷ 1000 =水槽内の水量(リットル)
例)30p水槽(横幅30cm、奥行18cm、水面までの高さ23cm)の場合
30p × 18p × 23p ÷ 1000=12.4(リットル)
12.4(リットル)×5 =62(グラム)
この水槽で塩分濃度を0.5%にするためには、62グラムの塩が必要です。
水量にあわせて飼育水に塩を加えてください。
塩水浴は、金魚の調子を観察しながら1週間〜2週間おこなうとよいと言われています。
また、ソルトマスターを使用すると、塩分濃度の確認・調整を簡単におこなうことができます。
※塩水浴をおこなう際は、水草を別の容器に移してください。
塩水浴のメリットとデメリットを理解して正しい塩水浴をおこないましょう。
おすすめ金魚すくいの例
小赤・出目金だけじゃない!!
さまざまな種類・大きさの金魚を組み合わせて他とは違うオリジナルの金魚すくいを開催しましょう。
@夜店の定番!
小赤・出目金のスタンダードな金魚すくいです。
これらの金魚がおすすめです。
ASSサイズのミックスで。
バラエティ豊富な金魚に大人も子供もワクワク!
これらの金魚がおすすめです。
B大きめの金魚を織り交ぜて。
チャレンジ心をくすぐること間違いなし!!
これらの金魚がおすすめです。
【塩水浴の3つの効果と方法】
飼育している金魚や鯉、メダカなどが調子悪そうにい泳いでいたり、白点病などの病気になってしまったら塩水浴がオススメです。 しかし実際に塩水浴を始めるにはどうしたらいいのかお悩みの方へ、塩水浴の効果や塩水浴に使用する塩の量、塩水浴の期間、塩水浴のデメリットと対策について解説していきます。