苔や植物の植え付け
特別必要なものは、ハサミとピンセットくらい。 苔や植物を用意したら、チョキチョキして載せるだけ。
φ30mm±の穴に、存在感のある観葉植物を植え付けています。
吸水石表面にベビーハイグロの小さな芽がたくさん生えてくるので、簡単ですが見栄えのするタイプです。
STEP1【刻む】
苔を細かく刻んでカップ内でかき混ぜる。
※POINT:苔の茶色く枯れた部分や土を取り除く!数種類混ぜると、より自然な仕上がりに!
STEP2【貼る】
刻んだ苔を石の上・側面に貼り付ける。
※POINT:水位をイメージして高さを揃え、石肌が見える部分も残すと綺麗!先カーブタイプのピンセットを使うと作業しやすく、側面は石を回すと貼り付けやすい◎
STEP3【植える】
植物に適度な量のミズゴケを巻いて植える。
※POINT:植えるときは、ふんわりと!ミズゴケ部分にも苔を載せて隠すと綺麗!
STEP4【種をまく】
ベビーハイグロの種を苔の上・側面にまく。
※POINT:丁寧にムラなく、多めにまく方が綺麗な仕上がり!側面は石を回すとまきやすい◎
できあがり!
苔や種、植物の組み合わせを自由にお楽しみください!
例えば、「植え付けの手順」では苔を貼り付けたあと、ベビーハイグロの種をまいていますが、 苔を貼り付けただけの状態でももちろんOKです。 苔の種類を2〜3種混ぜていれば、それぞれの苔が成長して違う表情を見せてくれるのを 楽しむことができます。
苔を切り刻まずに、シート状になった苔をそのまま貼り付けるのもOK。 このときは、吸水石から苔が浮いてしまわないように注意します。 苔が石表面に馴染むまで時間を要するので、1日1回、上からカップなどで水をかけてあげると 良いでしょう。
ベビーハイグロの種を直接吸水石にまいて発芽させても綺麗です。 ベビーハイグロの種は水分に触れると粘着力をもつため、濡らした石の表面にまいたり、 まき終わった後に霧吹きをかけたりすれば、わりとしっかりとくっつきます。 気温20〜25℃の環境で約1週間後に種が発芽し、10日目頃には綺麗に生え揃います。 発芽までは特に多湿な環境を必要とするので、環境によっては発芽までの期間、 上からふんわりとラップをかけてあげると良いでしょう。
穴あきの石は、植物や水草以外にも、流木を挿したりして、石の上でレイアウトを楽しむことが できます。ミズゴケで固定すれば、細い枝なども安定します。
吸水石の水を吸い上げる力は、水面8-9cm程度までです。 それ以上の高さになる部分へは、ポンプやフィルターを使ってシャワーで水をかけたり、 定期的に表面から水分を与えてあげる必要があります。
例えば、高さが15cm以上の特大サイズと大サイズの一部の場合は、頂点にあたる部分まで吸水すること はできないので、以下のような方法をおすすめします。
高さが10cm前後の小・中サイズの場合は、石の半分くらいまでが水に浸かっている状態を維持できれば、 常に石の頂点まで水が吸い上げられている状態を保てるので、苔や水草なども育成しやすくなります。