みじんこの卵 そのまま水にいれるだけでミジンコ誕生!乾燥卵


ミジンコの卵は、冬の間 田んぼが干上がって乾燥状態になっても、春が来て田んぼに水が張ると孵化することができるという特別な性質をもっています。 そんなミジンコの卵に興味のある方は多いのではないでしょうか?

魚にミジンコを与えてみたいと思っている初心者の方や、 ミジンコを殖やしてメダカの繁殖に挑戦したい方に、 扱いやすく、便利なミジンコの乾燥卵「みじんこの卵 カプセル」を紹介します。

目次


  • 1.みじんこの卵 カプセルとは
  • 2.みじんこの卵 1カプセル入りの特長
  • 3.エサとしてミジンコがおすすめな理由
  • 4.みじんこの卵 カプセルを孵化させる
  • 5.まとめ


  • 1.みじんこの卵 カプセルとは

    乾燥に耐え、休眠し、水に入れると孵化することができるミジンコの卵が、カプセルに入って扱いやすくなった商品です。 カプセル1つをそのまま水に入れるだけでミジンコが誕生するので、手間がかからずとても便利です。

    1-1.みじんこの卵 カプセルの商品イメージ


    1-2.みじんこの卵 カプセルの仕様

    • ●内容量:1カプセル(耐久卵、培養土)、カプセルは水に溶けるゼラチン製
    • ●孵化目安:約200匹以上
    • ●種類:タマミジンコ99%以上

    1-3.みじんこの卵 カプセルの取り扱い注意点

    ※袋裏面に記載の弊社出荷日から3ヶ月以内のご使用をおすすめします。 

    ※直射日光、高温多湿を避けた涼しい環境で保管し、開封後はできるだけ早くご利用ください。カプセルの保存環境、孵化時の水温、気温等により孵化にかかる日数・孵化率は異なります。

    ※20℃以下の環境では孵化率および生存率が極端に低下します。必ず適正水温(25〜30℃)が維持できる環境で孵化させてください。

    ※本品はタマミジンコが主ですが、採卵の環境上、まれに他の種類や微生物等が混入している場合がございます。



    ミジンコの殖やし方に関して詳しくはこちら




    2.みじんこの卵 1カプセル入りの特長

    家庭でもミジンコが殖やせるセット
    「みじんこ畑」
    • ●乾燥卵なので、使用したいタイミングに合わせてセットするだけでOK。扱いやすい仕様です。
    • ●卵が飛び散らず、セットしやすいカプセルに入っています。
    • ●初めての方でもミジンコを手軽に孵化させることができます。
    • ●用品取扱の「みじんこ畑」や「みじんこ畑 交換セット」等を用いてミジンコを殖やすことができます。

    3.エサとしてミジンコがおすすめな理由

    • ●ミジンコは、水を汚しにくいため、メダカなどの繁殖のコツである「飽和給餌」の環境をつくりやすいです。
    • ●ミジンコは、嗜好性が高く、人工飼料を食べてくれない魚の餌付けや稚魚のエサとしても重宝します。

    →「エサとしてミジンコがおすすめな理由」はこちらもご参照ください。


    4.みじんこの卵 カプセルを孵化させる

    みじんこの卵 カプセルをうまく孵化させたり、孵化率を上げたりするためにはいくつかのポイントがあります。 少し気を付けていただくだけで、大きな違いが出ることもありますので、孵化させる前に各項目をチェックしてください。


    4-1.みじんこの卵 カプセルを孵化させる方法

    • @カルキ抜きをした水道水を用意(1カプセルにつき2.5Lが目安)
    • A水温は常時25〜30℃にキープ!
    • Bカプセルのまま水に投入してください。2〜3日後より徐々に孵化します。
    • Cみじんこのエサを用意して殖やす!(みじんこ畑、交換セットがおすすめ

    カプセルの保存環境、孵化時の水温、気温等により孵化にかかる日数・孵化率は異なりますが、卵を水に投入してから2〜3日後に孵化が始まり、その後およそ7日〜10日後まで毎日孵化が続きます。
    孵化する数の例をあげると、多くは2日後に約50匹、3日後に約100匹、その後日を追うごとに20匹、10匹、、と少なくなっていくことが多いですが、 条件によっては7日後に100匹以上孵化することもあります。


    4-2.みじんこの卵 カプセルを孵化させるポイント

    • ●ミジンコの卵はズバッと全てが同時に孵化するわけではありません。毎日少しずつ孵化していくので見逃さないようにしてください。
      またミジンコの寿命は短く、孵化後1〜2日で弱り死んでしまいます。そのため、孵化したらすぐにエサを食べられるような環境を整え、次の世代を殖やしていくことが大切です。
      殖やさずに、孵化した分だけ魚のエサとして与えたいという場合は、孵化した分だけを都度その日のうちに掬って魚に与えてください。
    • ●常時25℃〜30℃の水温になる環境が必須です。少なくとも20℃以下になる時間がないような環境で孵化させてください。
      孵化しない場合に多く見られるのは、夜間や朝方の水温が下がっている場合です。特に3月〜5月の屋外、エアコンのない屋内環境などで孵化させる場合はご注意ください。
      適正水温を維持するためには、エアコンで室温をコントロールできる環境を選ぶか、観賞魚用ヒーターが使用できる容器で孵化させると良いでしょう。 観賞魚用ヒーターを直接投入できないプラケースなどの場合は、湯煎できる環境を用意するという方法もあります。
    • ●カプセルが溶け切って、カプセル内の卵がうまく分散したかどうかを確認してください。 25〜30℃の適正水温の場合、カプセルは半日〜1日以内に溶けて卵が分散することがほとんどですが、たまに、カプセルの一部が溶け残り、中に水を吸って固まったままの卵が残っていることがあります。 このような場合はうまく孵化することができないので、カプセル内部に残っている卵は全て水中へ分散させるようにしてください。
      水温が20℃以下の場合は、カプセルが溶けずに3日以上、水中に残ってしまう傾向があります。水温は25℃以上になるように調整してください。

    4-3.みじんこの卵 カプセルを孵化させる時の注意点

    • ●ミジンコは水道のカルキ(塩素)に弱い生物です。水道水は必ずカルキ抜きしてから使用してください。
      バケツに入れた水道水を屋内で一晩置いただけでは十分にカルキ抜きができていない場合があります。 試薬を使ってカルキが抜けたことを確認してから使用するか、屋外の太陽光下でカルキ抜きをおこなうと良いでしょう。 ミジンコ培養時に使用する土などを一緒に入れても、カルキが抜けやすくなるのでおすすめです。
    • ●強い水流やフィルターがある環境は孵化には適していません。ミジンコは泳ぐ力が弱く、ちょっとした水流に当たっただけでも脚などが折れてしまうと言われています。 孵化させる環境で基本的にエアレーションは必要ありませんが、エアレーションをおこなう場合は極力弱くするようにしてください。 また水中投げ込み式のフィルターや外掛けフィルターなども、孵化したミジンコが吸われてしまうので使用しないでください。

    5.まとめ

    みじんこ卵 カプセルは、そのまま水に入れるだけでミジンコが誕生するという、ミジンコの卵がもつ特別な性質を目の前で簡単に体験することができる商品です。 孵化させる際に、ちょっとしたポイントをおさえれば、失敗なく多くのミジンコを孵化させることができます。 初心者の方でも扱いやすいのが特長なので、ぜひ多くの方に、ミジンコとの出会いを楽しんでいただきたいと思います。





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