カクレクマノミといえば、いつもイソギンチャクと一緒に暮らしているイメージではないでしょうか。
しかしながら、生きたイソギンチャクは飼育難易度が高く、初心者の人にはなかなか飼育しづらいもの。
そこで、こんな人工のイソギンチャクはいかかでしょうか。
1つ水槽へ入れるだけで、カクレクマノミが泳ぐ海のイメージが、ぐっと広がります。
- ●水槽:300×300×300(mm)キューブ水槽
- ●フィルター:海道河童フィルター(大)
- ●底砂:カリブシーアラゴナイト シーフローSPグレートリーフサンド
- ●照明:なし(室内光のみ)
- ●水温:25℃(室内エアコンのみ)
- ●レイアウト:ライブロック、「いそぎんちゃくん」Mサイズ(オレンジ)
- ●魚など:カクレクマノミ(ブリード)×2、シリキスズメダイ×1、ニセクレナイスズメ×1、スカンクシュリンプ×1、コケ取り貝×2
- ●ヒーター:環境によって必要。150W程度(※)
- ※水温20℃以上に保つ必要があるため、エアコンのない環境の場合、冬はヒーターが必要です。
「いそぎんちゃくん」の魅力
移動しない、死なない、人工のイソギンチャク
イソギンチャクは岩などにくっついて動かないイメージがありますが、生きたイソギンチャクを水槽に入れると、居心地の良い場所を求めてよく移動するのです。 そのため、ポンプに吸いこまれてしまうなんていうトラブルに至ることも。 イソギンチャクが死んでしまった場合、一気に水槽内の環境は悪化し、ほかの生きものたちが犠牲になってしまうこともあります。
人工物の「いそぎんちゃくん」は動かず、死ぬこともないので、その心配がありません。 もちろん、生きものに対しての毒性や悪影響はありませんので、安心してお使いいただけます。
見た目がちょっとホンモノっぽい
「いそぎんちゃくん」の触手は柔らかいソフトシリコン製。水流に合わせてやさしく揺れ動きます。 見た目は少しシライトイソギンチャクに似た雰囲気。 カクレクマノミが好むのは主にハタゴイソギンチャクとセンジュイソギンチャクですが、 水槽内ではシライトイソギンチャクを気に入ることもあるので、そんなに不釣合いでもありません。
これ1つで水槽がそれらしく華やかに
生きたイソギンチャクを水槽で飼育するためには、クーラーや強い照明、添加剤など様々なアイテムが必要です。 しかし、「いそぎんちゃくん」は、そのような設備や追加のアイテムが不要。 水槽専用の照明がなくても問題ないので、水槽にコケが生えにくくなるという利点もあります。
実は暗闇の中で光ります
蓄光素材を使用しているので夜はほのかに光ります。
豊富なバリエーションをご用意
サイズは、MサイズとLサイズの2種。
カラーは、各サイズごとにブルー、パープル、ピンク、オレンジ、イエロー の5種あります。
カクレクマノミの成長に伴って、サイズや色を変える必要などはありません。
カクレクマノミが「いそぎんちゃくん」に入りやすくなるためのポイント
カクレクマノミといえば、イソギンチャクのそばにいる姿をイメージすることが多いと思います。 その姿を再現するためのコツを、検証結果をもとにご紹介します。 ぜひ、これを参考にして飼育してみてください!
エサは「いそぎんちゃくん」の近くであげましょう
カクレクマノミは、賢い魚です。エサがもらえる場所を覚える知能をもっています。 エサがよく食べられる場所を認識して縄張りをもつので、毎日同じ場所にエサを与えることでその場所に定着しやすくなります。 「いそぎんちゃくん」の近くでエサが食べられるように与えましょう。
「いそぎんちゃくん」は石やライブロックなどに囲まれたような場所に置きましょう
カクレクマノミは、囲まれた場所や水槽の隅っこを縄張りとして落ち着く傾向があります。 こうしたカクレクマノミが好みそうな場所に「いそぎんちゃくん」を配置してみましょう。 ライブロックなどをうまくレイアウトして正面から見える場所に窪みを作り、そこに「いそぎんちゃくん」を置くのがおすすめです。
「いそぎんちゃくん」は清潔に。こまめに洗いましょう
カクレクマノミは、キレイ好きです。自然の海では、頻繁に自分の縄張りを掃除しています。
そのため、ゴミが溜まりやすい場所やヌメリが付いたところへは近寄りにくくなります。
「いそぎんちゃくん」も、常に清潔に保つことが大切です。
1週間〜10日に1度程度、水槽から取り出して水道水とスポンジを使ってゴミやヌメリを落としてください。
注意)清掃時は絶対に洗剤を使用しないでください。
※一部、砂に埋まっている部分などが汚れやすく変色することがありますが、こまめな洗浄と換水で変色の進行を抑えることができます。また、品質上問題はありません。
カクレクマノミは成長するにつれて縄張り意識が強くなるため、だんだん「いそぎんちゃくん」に入りやすくなります。
カクレクマノミは、雄性先熟の魚で有名です。 カクレクマノミは、3〜4cmくらいまでの小さいうちは雌雄の区別がありません。 群れて暮らすことが多く縄張り意識も強くないため、特に水槽飼育の場合では生きたイソギンチャクがあっても定着する様子はあまり見られません。
その後、成長にともなってすべての個体がオスとなり、体長5cmくらいになった頃からは、徐々に縄張りを意識し始めるものが多くなっていくようです。 成長とともに意識はますます強くなっていき、水槽内での複数飼育の場合は小競り合いが起こり始めます。 その頃になると、群れの中で1番大きいオスがメスに性転換します。メスになった個体と、2番目に大きい個体がオスとしてお互いを確認し始め、 「いそぎんちゃくん」などの定位置を意識するようになり、うまくいくと、「いそぎんちゃくん」を縄張りとして出入りする様子が観察できるようになります。 また、夜になると落ち着いた場所に留まる傾向があるので、暗くなってから観察すると、「いそぎんちゃくん」で休むカクレクマノミを見ることができるかもしれません。
※環境により汚れた部分などが一部変色する場合がありますが、品質上問題はありません。
1週間から10日に1度程度、本製品を取り出して水道水とスポンジで洗って汚れを落としてください。水質環境が悪化すると、変色することがあります。換水は通常通りしっかりおこなってください。
・サンゴ砂などに埋めて使用している場合 (砂に埋まっている部分やその周辺部分)
・薬などを使用する環境
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