
照明の目安は1Lあたり1W(蛍光灯の場合)
しっかりとしたろ過
一度にたくさん植える
魚は少なめ
できるだけ期間を空けず、一度に全て植えてしまいましょう。 何も植えないスペースはあまりない方がうまくいきます。
ろ過がまだ立ち上がっていないスタート時の水槽環境には、コケの栄養となる成分がいくらか存在しています。 コケに利用される前に、その栄養分を吸収する水草がたくさんある方がコケの発生を抑えることができます。
できるだけたくさん色々な種類を植えると、失敗しにくくなるだけでなく見飽きない面白い水槽になります。
照明の目安は1Lあたり1W
使用する照明は、蛍光灯で構いません。蛍光灯の場合、水量1Lに対して1Wくらいを目安に考えます。例えば、30cmキューブ水槽(約25L)であれば、ヴォルテス(30W)白球1灯くらい、60cm水槽(約55L)であれば、ヴォルテス白球2灯くらいが目安になります。
(LEDの場合は効率の良いものもありますのでこの限りではありません。)
しっかりとしたろ過
水草水槽には、強力なろ過を用意するに越したことはありません。用意する水槽に適合したフィルターを探してセットしましょう。少し大きめのフィルターが用意できるのであれば、なお安心です。またメンテナンスがしやすいものを選ぶことも大切です。
魚は少なめ
まずはセットして5〜7日後くらいに、コケ予防として働く生きものから入れましょう。 水槽を彩る魚たちを入れるのは3週間以上経って水草が成長し始めてからの方が理想的です。 一度にたくさん入れると、水質が悪化してコケが生えやすくなるので最初は少なめに。 増やしたい場合は徐々に様子を見て入れていきましょう。
10日目の壁
多くの場合、10日目頃にコケが生え始めてきます。 水草は、水上葉の状態で売られているものが多く、そのまま水中化することもありますが、一部は必ず枯れてしまい、それがコケの栄養分となっていきます。 まずはそのタイミング、10日目を迎えた頃に換水をおこないます。このタイミングを逃さないようにすることが大切です。
水を換える量は半分から8割程度くらいまで。壁面に付き始めたコケを落としてから換水します。
コケ予防として入れた貝やエビなどの生きものたちがまだ本調子を出し切れないこのタイミングでの換水は、コケ予防の手助けとなり、水草の成長を後押しします。
このタイミングで放っておくと、勢いよくコケが生え始め、元の状態に戻し難くなります。
換水について
換水はコケが生えてきはじめたら早めにおこないましょう。最初の1ヶ月くらいは10日間隔程度の換水が必要です。2〜3ヶ月経つころには2週間に1度くらいの換水間隔になって水槽環境は落ち着き始め、4ヶ月以上経てば飼育環境にあわせてあまり手間をかけなくても水槽を維持できるようになってきます。
換水の際にやるべきことは以下の通りです。
・壁面のコケを落とす(毎回)
・水草の葉に付いたコケを落とす(毎回)
・パッドを洗う、交換する(毎回)
・ろ材を洗う、フィルターを掃除する(3〜4回に1度くらいで)
壁のコケを落とす
ろ過フィルターの電源を切ってから、水槽壁面のコケを落としていきます。
葉に付いたコケを落とす
やわらかく目の細かいスポンジか親指の腹を使って葉の表面を拭き取るように。
パッド、ろ材のメンテ
パッドを交換したり、ろ材についた大きいゴミを洗い落とすことは、コケ抑制に繋がります。換水後に電源を入れ直す際、ホースなどに詰まっていたゴミが出てくることがあるのでそこにも注意。