アクアリウム水槽に発生する苔(コケ)の種類ごとの原因と対策

アクアリウム水槽に発生する苔(コケ)の種類ごとの原因と対策

 

目次


1.アクアリウム水槽で発生する苔(コケ)について知る

1-1.アクアリウム水槽で発生する苔(コケ)

●アクアリウム水槽で発生するコケ アクアリウム水槽で発生するコケは鑑賞上美しくなく、また水草の葉の表面に発生すれば、水草の成長を阻害することにもつながります。そのため、コケの除去や対策はアクアリウムにおいて重要な課題です。
そんなアクアリウムの悩みのタネであるコケについて、ここでは、ただ対策をお伝えするだけでなく、コケとはそもそもどんなもので、何が原因で発生するのか、また発生させないための予防策、発生してしまった時の種類別の対処法などより深く掘り下げて解説していきます。
一方で、コケは水中に窒素やリンをはじめとする養分と光があれば、多かれ少なかれ必ず生えてくる自然なものでもあります。 しっかり対策を講じつつも、あまり深刻になりすぎず、コケと上手に付き合っていくこともアクアリウムを長く楽しむ上で大切なことではないかと思います。
このページでご紹介した内容が皆様の楽しいアクアライフの一助になれば幸いです。

1-2.苔(コケ)の分類と特徴

●アクアリウム水槽に発生するコケの分類 淡水中に生えるコケは全部で15000種ほどあるとされていますが、大きく下記の4つ(@〜C)に分けることができます。またそれぞれが持つ光合成色素が異なるため、使用中の照明の波長分布によって生えやすい、生えにくいコケがあることになります。

【コケの分類と光合成色素】

@珪藻 ・・・・・クロロフィルaとクロロフィルc
A緑藻 ・・・・・クロロフィルaとクロロフィルb
B紅藻 ・・・・・クロロフィルaとフィコビリン
C藍藻 ・・・・・クロロフィルaとフィコビリン
【各光合成色素が利用できる波長の吸収ピーク】
・クロロフィルa→433(藍〜青)nmと666(赤)nm
・クロロフィルb→462(青)nmと650(オレンジよりの赤)nm
・クロロフィルc→450(青)nm
・フィコビリン類→500(青緑)〜560(黄緑)nm
●それぞれのコケの特徴 @珪藻
【見た目・形状】ガラス質(酸化珪素)の殻に包まれた細胞を持つコケで、クロロフィルaとcの光合成色素を持っており、茶色く見えます。ガラス面や石・流木の表面に付き、柔らかい綿状、もしくはマット状の形状をしています。
【発生しやすい環境】生物ろ過が立ち上がる前の新しく立ち上げた水槽、珪酸が多い環境の場合に発生しやすく、無機の窒素とリンでも増殖しますが、どちらかと言えば有機の窒素とリンを消費して増殖する傾向があるようです。
【対策】アクアリウムではよく発生するコケで、柔らかい形状をしており、アユの主食であることからも分かるように、様々な生物が好んで食べてくれるコケです。少量がガラス面に発生した場合はスポンジやスクレーパーで除去するのが一般的ですが、多量に増殖してしまった場合は、水中の余分な栄養塩(窒素やリンなど)濃度を水換えや水草による吸収で低く保ち、アクアリウム用のコケ抑制剤も併用するなどして対処します。
ガラス面に付く珪藻 珪藻の写真と対策はコチラ
A緑藻
【見た目・形状】水草をはじめとする高等植物と同じクロロフィルaとbの光合成色素を持っており、水草に近い明るい緑色に見えます。柔らかい(硬い)糸状、綿状、マット状、水中・水面に浮遊するもの(青水・グリーンウォーター)など形状は様々です。
【発生しやすい環境】生物ろ過が立ち上がり、しばらく時間経過した後に発生しやすく、また窒素とリン入りの肥料を入れすぎると発生しやすいことからアンモニア、硝酸塩、リン酸といった無機の窒素とリンを消費して増殖するようです。古い水槽でろ材が汚れすぎているときにも発生しやすい傾向があります。
【対策】珪藻同様、アクアリウムではよく発生するコケで、少量がガラス面に発生した場合はスポンジやスクレーパーで除去するのが一般的です。色々な種類の生物がこのコケを好んで食べてくれますが緑藻はその形や硬さ、発生する場所が多岐にわたるため、それぞれに合う生物の選定が重要です。水中の余分な栄養塩(窒素やリンなど)濃度を水換えや水草による吸収で低く保ち、それでも発生してしまう時は手で除去したり、アクアリウム用のコケ抑制剤を使用して対処します。
緑藻の写真と対策はコチラ
B紅藻
【見た目・形状】アサクサノリやテングサは海水の紅藻として有名ですが、淡水のアクアリウムに発生する紅藻はクロヒゲゴケの仲間、カワモズクの仲間に限られるようです。クロロフィルaとフィコビリンを光合成色素として持ち、濃い緑や灰色、黒色に見えます。クロヒゲゴケは枝分かれしない短い糸状のフサフサした見た目、カワモズクは枝分かれした糸状で表面が粘質に覆われています。
【発生しやすい環境】生物ろ過が完全に立ち上がった長期維持されている硝酸塩や珪酸が多い環境で発生しやすく、無機の窒素とリンを多く消費して増殖する傾向があるようです。
【対策】好んで食べてくれる生物が少なく、また強固に生えていたり、水草に絡みついていることが多く、手やブラシでの除去もしにくい厄介なコケです。水中の余分な栄養塩(窒素やリンなど)の濃度を、水換えや水草による吸収で低く保ち、予防に努めます。コケの生え始めの柔らかいうちは生物も食べてくれますが、しっかり成長してしまったものは木酢液系のコケ抑制剤を使用して対処します。
紅藻の写真と対策はコチラ
C藍藻
【見た目・形状】他のコケと異なり、核膜を持たない光合成細菌に分類されます。光合成色素はクロロフィルaとフィコビリンを持ちます。淡水のアクアリウムに発生する藍藻は濃い緑色でべっとりとしたマット状に広がるタイプで、青臭い独特のニオイがします。増殖スピードが非常に早く、鑑賞面で好ましくないのはもちろんのこと、水草の葉の表面で発生すると水草の成長を妨げるなどの弊害も出ます。
【発生しやすい環境】枯れた水草の葉、代謝によって生じた水草由来のデトリタス、魚の残りエサやフンといった有機物、硝酸塩などの栄養塩が多い環境で、水槽内の淀んだ場所に発生しやすい傾向があります。
【対策】柔らかく剥れやすいのでホースなどで吸い出すことで減らすことはできますが、増殖スピードが速いため、複合的な対策が必要になります。また藍藻を好んで食べてくれる生物も少ないため、物理的に除去しながらコケ抑制剤を使用する事が最も効果的です。カミハタから発売されている「アンチグリーン」は藍藻専用と言ってよいほどよく効きます。
藍藻の写真と対策はコチラ

2.包括的な苔(コケ)の予防

コケには必ず何かしらの生える原因があります。その原因を取り除かずにコケ取り生物やコケを減らす薬品を使っても効果は薄くなってしまいます。まずは、この項目をチェックして、コケが生えやすい管理方法になってしまっていないか確認することから始めていただくことをオススメします。

2-1.水中の養分を減らす

コケも水草と同じ植物であり、必要な養分にも大きな差はありません。したがって水草が成長する環境ならコケも自然に発生してきます。水草の成長に必要な量以上に余分な養分が水中に存在していると、コケがその養分を消費して大量発生に繋がり、最悪の場合、水槽崩壊となってしまいます。水草にとっても養分は重要ですが、成長のための必要最低限の量になるように調整することが大切です。ここでは水中の養分を減らす方法をいくつかご紹介します。
(1)換水・・・濃くなりすぎた養分を水換えによって薄めます。一番手っ取り早い方法ですが、地域によって水道水の水質が異なるため、効果には地域差があります。水換えの際には底床に溜まったデトリタスも底床掃除用ホースで吸い出すとより効果的です。
(2)フィルターの掃除・・・汚れすぎたり目詰まりしたろ材は養分、有機物の供給源になり得ますので1〜3か月に一回はフィルター掃除をすると良いです。ただし、ろ材には生物ろ過バクテリアも付着していますので、掃除の際にはバクテリアを失わないように飼育水で優しく洗うなどの注意が必要です。
(3)水草による吸収・・・マツモ、アナカリス、ニムファ、パールグラスなどの水草は成長が早く、水中の養分をよく吸収してくれます。成長の遅い水草のみでレイアウトするよりもこういった成長の早い水草も一緒に植栽することでコケのリスクを減らすことができます。また、単純に水草の量を増やしたり、水草自体の活性を上げることでも、結果としてコケを減らすことができます。
(4)吸着剤・・・エーハイムのリン酸除去剤を用いたり、予め茶ソイルなどの吸着系の底床を使用することで、コケの成長の原因になるリン酸、珪酸の濃度を低く保つことができます。
(5)肥料を一旦中止する・・・肥料を添加している場合は、コケが治まるまで減らしてみる、もしくは一旦やめてみるのがオススメです。
エーハイム リン酸除去剤 
カミハタ 茶ソイル 

2-2.照明の調整

養分の時と同じ考え方でコケも水草と同じように光によって成長します。発生してしまったコケに合わせて、照明を調整することで抑制が可能です。ここではその方法をいくつかご紹介します。また照明を考える前にチェックすべきなのが水槽の設置場所です。日光が当たる場所に水槽を設置している場合は、間違いなくコケの一因になっていますので設置場所を変えるか遮光すると効果的です。
(1)点灯時間を短くする・・・通常8〜10時間点灯が一般的ですが、コケの発生がひどいときは一時的に6時間程度に短くします。
(2)暗くする・・・特に陰性の水草などは明るすぎると葉にコケが付着して成長が阻害されることがあります。調光機能が付いていない照明をお使いの場合は照明本体の高さをあげたり、フタを設置することで照度を落とします。
(3)明るくする・・・照明が適正照度に届いていない場合、水草自体が十分に成長できず、結果的にコケが優占してしまうことがあります。そういったケースでは、一見逆効果とも思える照明強化により水草の活性や状態が上がり、コケを抑制できることがあります。
(4)遮光する・・・コケの種類によっては一時的な完全遮光が効果的です。1週間程度、照明を消し、段ボールや暗幕などで完全に真っ暗にします。少なからず水草にもダメージがありますのでどのくらいの期間、遮光するかは様子を見ながら調整が必要です。

2-3.市販のコケ抑制剤の使用

当社を含め、多くのメーカーからコケ抑制剤が販売されています。根本的な解決にはなりませんが、ひどすぎる場合には市販のコケ抑制剤を使用することも有効です。
アンチグリーン

2-4.紫外線殺菌灯の使用

紫外線殺菌灯は水中の細菌を殺す働きが知られていますが、水草水槽ではコケの胞子を壊し、水中の有機物を減らしてくれるため、水草の調子が上がり、結果としてコケが減ります。しかし、ガラス面や石・流木表面等に一旦生えてしまったコケを駆除することはできませんので、スポンジやブラシでこすったり、コケ取り生物に頼る必要があります。また紫外線殺菌灯は特にアオコ(青水、グリーンウォーター)に絶大な効果を発揮します。
エーハイム リーフレックス
ターボツイストZ

2-5.手で除去する

手で取ること=通称テデトール。テデトールを用いることが一番確実かつ効果的な時もあります。様々な手段を講じていてもコケは生える時は生えます。同じ水槽においても出やすい時期・出にくい時期もあります。またクロヒゲゴケやカワモズク、硬い糸状の緑藻、タヌキモの仲間などは食べてくれる生物が少ないです。それらの理由からテデトールに頼る場面は少なくありません。
コケ掃除にはスクレーパー、メラミンスポンジ、ブラシ、汚れ吸い出し用のホースやスポイト類、ピンセット類、目の細かいネット等を準備しておくと便利です。
お掃除スポイト
みじんネット&のび〜るみじんネット

2-6.苔(コケ)を食べる生物の導入

ここまでコケを抑制するための様々な方法を解説してきましたが、先述しましたように水草が育つ環境では少なからずコケも育ちます。予め予防的にコケを食べてくれる生物を入れておくことでコケが発生しづらい環境にし、普段の水槽管理をラクにすることができます。コケ取り生物の導入は昨今の水草水槽ではほぼ必須の条件となると思います。
コケ取り生物それぞれの特徴や導入時のコツはコチラで詳しく紹介しています。

3.アクアリウム水槽で出やすい苔(コケ)の具体的な種類と対策

実際に水槽で発生しやすいコケについて、さきほど説明した4つの分類と照合しながらその対策を解説します。

3-1.茶ゴケ(珪藻の仲間)

●特徴
@珪藻に属し、茶色で柔らかい形状をしています。水槽立ち上げ初期に出やすく、水槽ガラス面、底床表面、石・流木の表面などに生えます。
●対策
コケが少しなら人の手で掃除します。コケが多すぎたり、常にキレイな見た目に維持したい場合にはコケ取り生物に食べてもらいます。生えた場所によって導入する生物を選定します。立ち上げ初期に大量に出ることが多く、環境が落ち着くと自然に減少していく事も多いですが、一時的に照明点灯時間を短くするとさらに効果的です。
●器具を用いた対策
★ガラス面
メラミンスポンジ、スクレーパー
★石、流木、機材の表面
ブラシ
●生物を用いた対策
★ガラス面、石、流木の表面
オトシンクルスオトシンネグロスブッシーマウスプレコセルフィンプレコイシマキガイフネアマガイシマカノコガイ
★水草、機材の表面
ヤマトヌマエビミナミヌマエビブラックモーリーなどの小型モーリー

3-2.緑ゴケ(緑藻の仲間)

●特徴
A緑藻に属し、緑色で柔らかい形状、硬い形状のものがあります。水槽立ち上げ中期に出やすく、水槽ガラス面、底床表面、石・流木の表面などに生えます。
●対策
コケが少しなら人の手で掃除します。コケが多すぎたり、常にキレイな見た目に維持したい場合にはコケ取り生物に食べてもらいます。様々な生物が食べてくれます。生えた場所と形状によって導入する生体を選定します。
●器具を用いた対策
★ガラス面
メラミンスポンジ、スクレーパー
★石、流木、機材の表面
ブラシ
●生物を用いた対策
★ガラス面、石、流木の表面
オトシンクルスオトシンネグロスブッシーマウスプレコセルフィンプレコイシマキガイ(柔らかいタイプのみ有用)フネアマガイシマカノコガイ(柔らかいタイプのみ有用)
★水草、機材の表面
ヤマトヌマエビミナミヌマエビ(柔らかいタイプのみ有用)ブラックモーリーなどの小型モーリー(柔らかいタイプのみ有用)

3-3.糸状、トロロ状のコケ(珪藻の仲間、緑藻の仲間)

●特徴
@珪藻、A緑藻に属し、茶色や緑色で柔らかい形状、硬い形状のものなど様々な種類があります。水槽立ち上げ初期から中期、また水中の養分が多すぎた時に発生します。石・流木の表面に生えたり、水草の葉に絡み付きます。
●対策
手で全てを除去するのが困難なため、手で取り除きつつコケ取り生物も導入するのが理想的です。また養分が多い時に発生しやすい傾向があるため、水換えを増やし、肥料添加は一時的に中止するのがオススメです。
●器具を用いた対策
スポイト、ピンセット
お掃除スポイト
多目的ピンセット 
●生物を用いた対策
★硬いタイプ
ヤマトヌマエビ
★柔らかいタイプ
ミナミヌマエビ(柔らかいタイプのみ有用)サイアミーズフライングフォックスシルバーフライングフォックスアルジーイーター、ゴールデンアルジーイーターブラックモーリーなどの小型モーリー(柔らかいタイプのみ有用)

3-4.黒ヒゲ状のコケ、カワモズクの仲間(紅藻の仲間)

●特徴
B紅藻に属し、濃い緑や灰色、黒色で柔らかい形状ですが、 根張りが強く、水草にも複雑に絡みつきます。水槽立ち上げ中期から後期に発生しやすく、水換え不足、フィルター掃除不足などからくる水中の養分が多すぎた時に発生します。石・流木の表面、水草の葉、器具、ガラス面など至るところに発生します。
●対策
先述したように頑固なコケのため、手で全てを除去するのが困難です。またコケ取り生物もあまり積極的には食べてくれないため、手で取り除きつつ、熱湯に漬けたり、木酢液系のコケ抑制剤に頼るのが最善です。水草の葉に付いてしまったものに対しては生物に食べてもらうこと、古い葉は思い切ってトリミングしてしまうことがオススメです。また養分が多い時に発生しやすい傾向があるため、水換えを増やし、肥料添加は一時的に中止するのがオススメです。
●器具を用いた対策
トロピカ ハサミ&ピンセット
アクアフィオーレ ハサミ&ピンセット
お掃除スポイト
多目的ピンセット 
●生物を用いた対策
サイアミーズフライングフォックスシルバーフライングフォックス
※熱湯・木酢液で枯らした後ならヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビなどのエビの仲間やオトシンクルスやプレコの仲間も食べてくれます。

3-5.藍藻類(光合成細菌の仲間)

●特徴
C藍藻に属し、濃い緑色でべっとりとしたマット状に広がるタイプで、青臭い独特のニオイがします。増殖スピードが非常に早く、水槽立ち上げからの期間に限らず、突然発生することもあり、特に水槽内で淀んだ場所の底床の表面、 水草の葉の表面などに発生します。
●対策
手で取り除くだけではその増殖スピードに追いつかないため、生物やコケ抑制剤を併用して対処します。水草由来のデトリタス、魚の残りエサやフンといった有機物、硝酸塩などの栄養塩が蓄積しないように水換え頻度を多くしたり、水槽内に淀んだ場所ができないように水流を工夫することが必要です。
●器具を用いた対策
ホース、スポイト、目の細かいネット
お掃除スポイト
みじんネット&のび〜るみじんネット
●このコケの抑制に効果的な用品
アンチグリーン
●生物を用いた対策
ブラックモーリーなどの小型モーリー、ゴールデンアップルスネールレッドラムズホーンヤマトヌマエビ(魚水槽や砂利使用時などにオススメ)
アンチグリーンを用いたコケ対策や水草育成事例を詳しく紹介しています。

3-6.水面に浮かぶ油膜に似たコケ(緑藻の仲間)

●特徴
A緑藻に属しますが、一般的に油膜と呼ばれているものの中にこのコケも含まれています。油膜は主に魚のエサやフン、水草、流木などから発生します。
●対策
キッチンペーパーで水面を吸水したり、ホース、スポイトで吸い出す、微細な目のネットで除去する方法があります。またフィルターの排水口で水面を攪拌したり、専用の油膜取り機を使用するなどの方法が効果的です。一部の生物も食べてくれます。
●器具を用いた対策
ホース、スポイト、目の細かいネット
お掃除スポイト
みじんネット&のび〜るみじんネット
●このコケの抑制に効果的な用品
リオプラス サーフェススキマー
エーハイム スキマー350 
●生物を用いた対策
ブラックモーリーなどの小型モーリー

3-7.アオコ・青水(グリーンウォーター)(藍藻・緑藻の仲間)

●特徴
A緑藻に属し、水中に浮遊します。青水(グリーンウォーター)は主にミドリムシなどの植物プランクトンと緑藻類から成りますが、アオコにはさらに藍藻も含まれます。メダカや金魚の屋外飼育の際には喜ばれることもありますが、水槽で発生すると鑑賞できなくなるほど濁ってしまうため厄介です。
●対策
水換えなどで一時的に減らせても完全除去には至らないため数日で元通りに増殖してしまいます。市販の抑制剤も効果がありますが、紫外線殺菌灯が非常に高い効果を発揮します。
●このコケの抑制に効果的な用品
エーハイム リーフレックス
ターボツイストZ 
●生物を用いた対策
淡水シジミなどの二枚貝の仲間

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