カメレオンについて

錬金術師ヘルメスもカメレオンを研究していたそうです。
カメレオンは脊椎動物亜門・爬虫網・有鱗目・蜥蜴(とかげ)亜目・カメレオン科に分類される動物で、マダガスカル、アフリカ大陸、アラビア半島、インドなどに約200種が分布しており、ドイツや中国からも化石が見つかっています。
カメレオンはおそらく最も進化したタイプの爬虫類の一つで、アガマ科の仲間から進化したと考えられています。
カメレオンの大きな特徴として、一般的に話題になるのが、体色を周囲の環境に合わせて変化させることや、木の上で生活するために特化した手足を持つこと、
舌を伸ばして餌を採ること、などがありますが、実際にはカメレオンの体色変化は心理的な要因(興奮、恐怖、安心)が大きく作用し、
全ての種類が樹上で生活するわけでもありません(砂漠で暮らす種類もいます)。舌を伸ばして獲物をつかまえるという洗練された捕食方法は、
カメレオンの大きな特徴ですが、種類によっては、葉や果実を食べるものもいます。
カメレオンは最も古くから研究されてきた爬虫類の一つで、紀元前から記録があり、その不思議な生態から、“カメレオンは賢者のたしなみ”という言葉があるほどです。
これは、カメレオンがそれだけ多くの謎を秘めた動物であることを物語っています。一方で、カメレオンのペットとしての歴史は浅く、一部の種類では、
現在も飼育方法がよくわかっていませんが・・・謎多きカメレオンに挑戦する現在の賢者たちに期待したいところです。
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2024/07/22
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2018/02/07
【両生類・爬虫類 解説シリーズ】特集記事の掲載を始めました