ヤモリ カミハタビジネスオンライン



ヤモリについて

ヤモリの仲間は世界中に分布していますが、
その分類や進化には、いまだ多くの謎が残されています。

ヤモリは脊椎動物亜門・爬虫網・有鱗目・ヤモリ科に分類される動物で、南極大陸を除く全世界に分布しており、 夜になると街頭に張り付いている姿がお馴染みのニホンヤモリも、ペットとして人気のあるヒョウモントカゲモドキもヤモリの仲間です。

世界中に分布しているヤモリの仲間は、熱帯雨林から砂漠まで、実に様々な環境に適応しています。 補助的に果実や樹液を舐める種類もいますが、基本的には肉食で、昆虫などの小動物を捕食しています。

ヤモリの仲間は、大きく2つのタイプに分けることが来ます。一つは、瞼(まぶた)を持たず、指先に趾下薄板(しかはくばん)を持ち、 垂直な壁などを這えるタイプです(広がった指先の裏に毛状の突起を持ち、それを壁の凹凸に合わせて移動します)。 先述のニホンヤモリなどが含まれます。もう一つは、瞼(まぶた)があり、しっかりとした爪はあるものの、壁を這うことができないタイプです。先述のヒョウモントカゲモドキなどが含まれます。

ペットとしては、トッケイヤモリなどが1960年代から流通していましたが、後にヒョウモントカゲモドキが大きな人気となり、 現在は改良品種が100以上も作出され、ペットにおける爬虫類の代表的存在となりました。それと同時に、様々な人工飼料も開発され、 一部の種類は、それのみで長期飼育すらできるようになりました。ヤモリ仲間は、最も飼育研究が進んだ爬虫類の一つであるといえるでしょう。



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